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現役医師によるアンチエイジング探求

現役医師がアンチエイジングの方法について医学的に考えてみた。

Hello!Anti-Aging

現役医師によるアンチエイジングの医学的考察

【保存版】子供の目が悪くなるのを予防する方法は?現役医師が近視の予防方法を徹底解説

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目が良いってすごくうらやましいことですよね。

 

特に近視の人は朝コンタクトを付けたり、眼鏡をかけたりするのが煩わしくてもっと目がよくなったらなぁって毎日思ってることと思います。

 

結論から言うと近視の人が目の健康な人のように裸眼で物が見えるようになるというのは基本的に不可能です。

レーシックなどの特殊な治療を行えば別ですが・・・

 

しかし、近視は遺伝するといわれています。

子供が近視で裸眼視力が落ちる前に近視を予防することができればいいと思いませんか?

 

今研究されている様々な近視の予防法について現役医師がお答えいたします。

 

そもそも近視は病気じゃない?

 

よく「目が悪い」と表現するとき医学的に本当に目が悪いという状態とは少しずれていることが多いです。

 

医学的に目が悪いとは視力が低下している状態をいいます。

視力とは矯正視力(眼鏡で矯正した視力)のことで何か病気がある時に矯正視力が低下します。

 

一般的によく言われるときは裸眼視力(眼鏡をかけない)が低下していることをいうと思います。

つまり、生活には不自由だけど医学的に積極的な治療が必要な状態ではないということです!

 

 

近視になるとどんな不都合があるの?

 

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近視の人は十分理解していると思いますが、まず眼鏡やコンタクトをかけないとものがぼやけて見えません。

近視じゃない人は全く想像できないと思いますが、これってものすごく不便です。

 

例えば朝おきてすぐトイレに行きたくなった時足元が全然見えなかったらどうでしょう?ものに躓いたり気が気ではありません。

 

お風呂に入る時眼鏡をかけっぱなしで入る人はあんまりいないと思います。シャンプーなのかリンスなのかボディーシャンプーなのかわからないとお風呂に入るのも気が気じゃないですよね。

 

また、生活に不都合なだけでなく、将来的に3つの合併症になりやすいといわれています。

 

近視で気を付けたい3つの合併症

 

近視の人は上記の3つの合併症になりやすいといわれています。

これらの病気で自覚症状はあるのでしょうか?

 

正解はほとんどないです。これらの病気は早期治療がとても重要にもかかわらず、自覚症状がほとんどありません。

ですので近視の方は定期的な眼科での健診をお勧めいたします。

 

しらない間に取り返しのつかないことになっていないように・・・・

 

 

近視とレーシックの関係。今はどうなの?

 

レーシックの技術そのものはデータも蓄積され技術的に安全性が高いです。

合併症のリスクや術後成績に関しても考えられる限り良好な成績となっています。

 

しかし、ここで注意しないといけないのはレーシック後の管理に関してです。

 

レーシックはその他の病気を合併した場合、その管理方法がレーシックを行っていない患者の管理方法と比べて難しくなっています。

具体的には白内障緑内障などききなじみのある病気でレーシックを行っている場合、手術あるいは管理は慎重にならなければなりません。

レーシックは一長一短があるためメリットデメリットをよく考えて納得したうえで行うようにしましょう。

 

近視のリスク

 

近視になりやすい生活習慣というのは存在するのでしょうか?

 

結論から言えば、現在近視になりやすそうな生活習慣はわかっていますが、実際にこの生活習慣がダメといったものは判明していません。

 

近視になりやすいかもといわれているのは・・・

  • 日光を浴びない
  • 長時間目に近い位置で物を見る
  • 遺伝

 

おおむね皆さんの想像通りの結果ですが、実際に世界中の研究者が調べてみて、なりやすいともなりにくいともいわれています。

ただ、近視になりやすい遺伝子というのは確かに見つかっており、親が近視だとなりやすい傾向にあります。

 

おまちかねの近視の予防方法

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現在近視を確実に予防する方法はありません。

 

こう言ってしまうと元も子もありませんが、、、

 

ですが、人によっては近視の予防に効果があるのでは?とする方法はいくつか紹介されています。

 

 

オルソケラトロジーは聞いたことない人、なじみのない人もいると思います。

欧米等で積極的に行われており、日本でも認可の降りている治療法です。

簡単に言うと比較的に若年の間、夜間にコンタクトレンズを装用することで目の表面の角膜という部分に形をつけて日中近視になるのを防ぐといったものです。

この方法の理にかなっているところは、近視は若年の間、とりわけ成長期に進んでくるといわれているので、その間オルソケラトロージーにより近視を疑似的に矯正することで、近視のすすみをゆるめること可能性があるという点です。

 

ブルーライトカットメガネときくと最近眼精疲労で話題となっていますが、実際にブルーライトカットメガネが近視の進行予防になるというのはどういうことでしょうか?

ブルーライトはそもそも眼の調節力を非常に使う光の波長になっています。

そのため目にたくさんの刺激を加えるので眼精疲労が出るのですが、近視もブルーライトにより目が刺激されることで進行が促進されるのではないかとする説があります。つまり、テレビやゲームの画面をよく見る子供は他の人に比べると近視が進みやすいということですね。

なのでテレビやゲームの時間をできるだけ短くするだけでなく、ブルーライトカットのメガネを使用することで近視を予防できる可能性があります。

 

最後にアトロピン点眼です。これはそもそも医療機関で処方してもらわなければならないのですが、幼少期にアトロピンを定期的に点眼することで近視の進行が予防できたする論文が発表されております。

ですが、その後の長期成績などに関してはまだ未知な部分もあるため慎重な投与が推奨されています。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

目が悪いと生活が不便なため子供にはそんな思いをさせたくないという方も多いはずです。

残念ながら確実に近視を予防する方法は存在しませんが、リスクを少なくすることはできます。

 

みなさんが近視と向き合い少しでもより良い生活をできる助けになれば幸いです。