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現役医師によるアンチエイジング探求

現役医師がアンチエイジングの方法について医学的に考えてみた。

Hello!Anti-Aging

現役医師によるアンチエイジングの医学的考察

ランニングで膝が泣く?軟骨がすり減るメカニズムを医学的に解説

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気軽にできるランニングという運動。

周りでやっている人がすごく多いです。
 
テレビでも皇居の周りを走るランナーや、通勤前に走る人、夜中に河川敷を走る人など、たびたびニュースでもピックアップされることが多いと思います。
でもいざ始めようと思うと体への負荷が心配・・・
特に肥満の人が満を持して始めようと思うと膝を痛めるって言いますよね。
そんな話を聞くとだんだんやる気がなくなって…
最終的にランニングから遠ざかってしまう人も多いはずです。
 
今回はランニングがもたらす膝への負担について、徹底解剖したいと思います。
 
膝の仕組み、機能と構造編
 
膝ってなんであると思いますか?
漠然としすぎている質問ですいません。
もし足が一本の棒だった場合はどうでしょう。足が途中で「折れ曲がらない」と歩いたり、走ったり、ジャンプしたり日常動作にとても不便ですよね。
足が途中で折れ曲がるというのは生活するうえで欠かせないことなのです!
しかし、折れ曲がりすぎると今度は立っていられなくなったり、バランスを取れなくなります。
つまり、適度に足が折れ曲がるように調節する働きが膝にはあります。
 
では実際の膝の構造を見てみましょう。
 

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見方なんて専門の人でもなければ全然わからないですね。
ここで注目してほしいのは骨と骨の間にある物体です。これを「軟骨」といいます。
膝は骨同士が直接ぶつかり合ってできているのではなく軟骨という柔らかい骨のようなものを挟んでくっついているのです。
ですが、ここは体を支える要所のため体の全体重が両足の軟骨にかかります。また歩行中は垂直に体重がかかるわけではなく、様々な角度に負荷がかかるので変な癖があると特定のところだけ軟骨がすり減ってきます。
これが病的な状態になると「変形性膝関節症」という病気になります。この病気は膝を人工関節に入れ替えなければならなくなったりするので注意が必要です。
変形性膝関節症は現在かなり多くなっており、自覚症状を有する人で約1000万人、潜在的な変形性膝関節症となっている人で3000万人といわれています。
 
 
ランニングで軟骨が危険?負荷を減らすための対策は?
 
普通の日常生活をしていても軟骨は徐々に擦り減っていきます。特に肥満の人や、骨が弱い人など現代人には多くの人が当てはまりそうなリスクがあります。
ランニングをするとどうでしょうか?骨に適度な負荷を与えると骨が負荷に合わせて太く、より強固になります。
しかし、軟骨に関しては徐々に擦り減っていくのです。
考えてみてください。ランニング中は自分の体重だけでなく走りの勢いもすべて膝の軟骨にダイレクトに伝わります。
その結果軟骨がすり減り年を取った時に変形性膝関節症となってしますのです。
 
では軟骨への負荷を減らすにはどうしたらいいのでしょうか?
 
それはズバリ!足のクッションをもう一つ増やすことです。
普通に走るだけでは衝撃は体の中のクッションである膝にのみ伝わる状況にあります。
そこでランニングシューズをクッション性のあるものへ変更する事で足への負荷が減り膝をいたわることができます。
ランニングシューズにもいくつか種類がありますが、レース用の薄く、軽いものと、足への衝撃や路面の抵抗を防ぐ目的で開発されたクッション性の高いものがあります。レース用のものはここぞというときにはもってこいなのですが、普段使うには少し足への負荷が心配です。
なので普段使い用の、日常の運動目的の方にはランニングシューズとしてクッション性の高いものをお勧めいたします。
 
 
現役医師が選ぶ膝への負荷の少ないおすすめランニングシューズ。
 

結論から言えばこの3つがおすすめです。

ナイキはアメリカはメーカー、アディダスはドイツのメーカー、アシックスは日本のメーカーです。

足の形だけでいえば、国産のアシックスの足型が一番日本人の足型に合うといわれています。

しかし、ランニングに最適なシューズというのはそれだけで図られないのが面白いところです。

フィット感だけでなく、重さや、クッション性、さらにはおきに入りのデザインといった感覚的なものまで様々な要素があると思います。

やはり実際に試着してみて自分の足にしっくりとくる製品を購入するのがよさそうです。

しかし、膝へのダメージを念頭に置くのであれば、必ずクッション性の高いシューズを選ぶと、長いランナー生活を送ることができそうです。

 

まとめ
 
いかがでしたでしょうか?
少しでもたくさんの人に長いランニング生活を送っていただきたくてこの記事を書かせていただきました。
実際はあまり肩ひじを張らずに楽しくランニングをしてもらえたらいいなと思います。
みなさんの健康な生活の助けになれば幸いです。
それでは!