スマホ老眼で日本が危ない?現役医師が日本人の目の危険を伝授
スマホは現代にとって欠かせないものです。
今やビジネスマンだけでなく、学生や老人など様々な人がスマホを活用しています。
なぜって?「便利」だからです。
これは皆さん認めることだと思います。
スマホはガラケーに比べて物事が調べやすく、人とのコミュニケーションも格段にとりやすいです。
なので朝の通勤や授業、仕事の合間、少し時間が空くと必ずスマホをいじっていませんか?
それが問題というわけではありません。
ですが、スマホという機械が急速に利用されてき始めたことにより、人類の体の適応がそのスピードに追い付いていないと思います。
そもそも人間の体は文明の進歩とともに、それに適応するように進化してきました。
しかし、現代の文明の成長のスピードはあまりに早すぎます。
なので、スマホと人間の進化を埋めるために、人は何かしらの工夫をすべきだと思うのです。
そんななか現役医師である私が、スマホが人体にどんな影響があるかを調べ医学的に考察してみました。
スマホを見ることの問題点
まずは何よりも近点を長時間見続けてしまうことに問題があると思います。
少し難しく表現してしまいました、、
近点というのは目から30cmくらいの距離のことを言います。
普通人の目は何もしていない状態だと遠くを見るようにできています。
それが、水晶体という目の構造がピントを調節することで30cmくらいの距離に「無理やり」ピントを合わせています。
なので30cmくらいの距離をずっと見続けるということはつねに無理をし続けているということになります。
そうするとどうなるのでしょうか?
何事もそうですが人は無理をすると疲れます。
目に関してもそうです。いわゆる「眼精疲労」という状態になります。
これが長く続くと目が調節機能を失っていきます。
これがスマホによる危険の一つ目です。
スマホで目が乾く
人は集中すると瞬きの回数が極端に少なくなります。
人の目は本来瞬きによって目の表面の涙を目の表面に伸ばし目の乾燥を防いでいます。
しかし、瞬きが少なくなったり涙の量が少なくなると人は目が乾く状態になります。
これを俗に「ドライアイ」といいます。
皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか?
例えばスマホでゲームをしているとつい集中してしまい、瞬きするときにひっかかりをかんじたりすることもあります。
これが二つ目のスマホの危険です。
ドライアイは厄介で一回なってしまうと体質というか目がドライアイの癖がついてしまいなかなか直すのが難しくなってきます。
そうなると非常に厄介ですよね。
特に若い人はドライアイという状況が非常に好ましくなく、ほかの病気を誘発する原因になったりもします。
でもスマホはいやめられない・・・。予防方法とは?
もちろん現代においてスマホは欠かせないものです。使用時間を短くすることもなかなか難しいですし。
ですが、スマホのためにたくさんのトラブルが目に発生するというのは非常に好ましくない状態です。医師自身にとってもですが、、、
なのでその予防方法というのを考えてみました。
もちろん一番いいのはスマホの使用時間を短くすることです。もちろんこれは当たり前のことですね笑
でもどうしてもスマホが手放せないというのが実情だと思います。
そんな方はブルーライトカットのメガネを着用したり、ブルーライトカットのフィルムをスマホにはるというのはいかがでしょうか?
ブルーライトは眼精疲労の原因となる主な原因となる波長のことで、最近では目の奥の網膜という部位にもダメージを蓄積するといわれているものです。
ブルーライトをカットすることで眼精疲労の改善や網膜のダメージカットといったかなり目に優しいアプローチをすることができます。
実際私はスマホだけでなくパソコンの画面やテレビを見ることも多いのでブルーライトカットのメガネを愛用しています。
ドライアイに効果的。お風呂でのマッサージを
ドライアイとは目の表面の水分が少なくなった状態です。
厳密には目の表面は水の層とそれを覆う油分の層で構成されています。
そして油分の層は水分が蒸発しないように目の表面をコーティングする役割があるのです。
油分はまつ毛の付け根から分泌されるのですが、ドライアイの人はこの油分の分泌が弱くなっている場合が多いです。
なので、お風呂の時など体温が上がり、油が溶けやすい状況でまつ毛の部分を軽くマッサージすると油分の分泌が促進されドライアイに効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今注目されている「スマホ老眼」の実態について医学的に考察してみました。
様々な病態が複雑にからみあって症状として表れることも多いですが、上であげた予防方法はどれも気軽に試していけるものばかりですので、ぜひ試してみてください!