腰痛、眼精疲労、肩こり 現役医師が本当に伝えたいスマホの健康被害
今や現代人のほとんどが使用しているスマホ
すごく便利でもはや欠かすことのできない発明品といっても過言ではありません。
でも急速に技術が進歩していく中で本当にスマホは科rだにとって有害ではないのでしょうか?
今回は現役医師が巷で噂のスマホの健康被害についていろいろと検証してみました。
Googleで「スマホ 健康被害」検索すると下のワードがピックアップされました。
- 腰痛
- 眼精疲労
- 肩こり
ぱっと見た感じではありそうなものからなさそうなものまで様々です。
実際にそれぞれの項目にたいして医学的に考察したいと思います。
スマホと腰痛と聞くと一見関連はなさそうに見えます。
腰痛とは腰回りの痛み一般をさしてつかう言葉なのですが、腰痛の原因は様々です。
大半は腰回りの筋肉である腸腰筋や大殿筋のこりであることが大半です。もちろんそのほかの重篤な疾患が隠れている可能性もありますが、、
コリというのは一般的にどのような状態なのでしょうか?
それはある一定の姿勢を長時間続けているときにおこる筋肉の癖のようなものです。
これが原因で癖となった以外の姿勢を取ろうとすると筋肉が痛んだり動かしにくさの原因となります。
スマホをしていると大体の人は結構集中してしまうのではないのでしょうか?
集中すると人は他のことに意識が回らなくなります。まぁ当たり前の話ですけれども・・・
なので腰がある一定の姿勢を取り続けることが多くなります。
すると腰痛が発生してしまう原因となります。
スマホを見るとき集中している人が大半だと思います。集中するとほかのことに意識がむかずに様々なことを「忘れて」しまいます。
例えば瞬きもその一つです。人は集中すると瞬きが少なくなります。
すると、目の表面が乾燥してしまい、目の疲れを自覚しやすくなります。
また、目は調節力というものを持っています。
調節力があるおかげで、人は遠くのものや近くのものを裸眼で、あるいは眼鏡をかけ替えることなく見ることができます。
しかし、調節力を常に使い続けた状態では目が疲れていきます。
これもまた眼精疲労の主たる原因の一つです。
スマホは皆さん目の近くで見ることが圧倒的に多いと思います。
なので知らず知らずのうちに目の調節力を使いすぎているんですね。
これは少し想像がつくかもしれません。
スマホを使うときに皆さん目からの距離はどのくらいですか?
15cm?20cm?30cm?
一番見えやすい位置に合わせていると思います。
その時の肩の位置を意識してみてください。
少し肩が上がっていませんか?
これが肩こりの原因です。
「こり」の正体は同じ姿勢を長時間続けた結果ということは説明させていただきました。
肩こりも同様でスマホを見る際少し肩が上がっているのが原因と考えられます。
人間の方が一番自然な姿勢となるのは腕をだらんと下げた状態ですので、何かを持つとどうしても方は上がってしまいます。
特にスマホは同じ位置で長時間の間持ち続けることが多いのでより一層肩こりを誘発してしまいます。
もちろんスマホを使う時間をできるだけ短くする、あるいは時々休憩をはさむのが一番いいと思います。
しかし、仕事で必ず使わなければならなかったり、どうしてもスマホの使用はやめられないという方は必ずいると思います。
そんな方のためにそれぞれの症状に対する対処法を考えてみました。
腰痛 ⇒ コルセット、ストレッチ
眼精疲労 ⇒ ブルーライトカット眼鏡、ドライアイ用目薬
肩こり ⇒ ストレッチ
当たり前のことかもしれませんが、それぞれが学会などでも推奨されている正しい対処法です。